2011年4月24日、中国の清華大学が創立100周年を迎えた。同大は胡錦濤（フー・ジンタオ）国家主席や呉邦国（ウー・バングオ）全国人民代表大会（全人代）常務委員長（国会議長に相当）ら多数の政治家を輩出している名門大学。中国新聞網が伝えた。

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清華大学は毎年4月の最終日曜日を創立記念日としており、100周年を迎えた今年は4月24日となった。これに合わせて同大には国内外から卒業生5万人余りが祝いに駆け付けた。22日には卒業生の寄付で建てられた清華校史館、音楽ホール、図書館などが公開されたほか、卒業生の1人である朱鎔基（ジュー・ロンジー）前首相も同大を訪問した。

台湾の清華大学とも互いの記念式典に出席するため、代表団を派遣し合った。中台の清華大学は2001年の90周年にも共に創立記念日を祝っている。台湾の清華大学は、北京の清華大学と同じ清華学堂が前身。国共内戦により中国共産党に接収されたが、1956年に台湾で復興した。近年、北京の清華大学と活発な交流を行っている。

清華大学の前身である清華学堂は1911年、米国留学のための予備校として開校。1912年に清華学校に改名し、1925年に大学部、国学研究院が設置された。日中戦争中は長沙や昆明に移転したが、1946年に現在の場所に戻った。2010年の世界大学ランキングでは58位に入っている。（翻訳・編集/NN）