Record China 2011年4月26日(火) 14時11分
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25日、中国の昆明とシンガポールを結ぶ、パンアジア高速鉄道の中国サイドの建設が正式着工する。この鉄道が開通すれば、昆明−シンガポール間の移動はわずか10時間になる。写真はラオスの首都・ビエンチャン。
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2011年4月22日、中国国営ラジオ放送局・中央人民広播電台のニュース番組「中国之声」によると、雲南省の昆明とシンガポールを結ぶ高速鉄道の中国サイドの建設が25日に正式着工する。
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この高速鉄道は、中国政府の計画では2020年に開通の予定。昆明市を起点にラオスとの国境の町モーハンを通り、有名な観光地のヴァンヴィエン(Vang Vieng)を経て、ラオスの首都ヴィエンチャンに至るというもの。中国国境にあるモーハン物流センターはすでに着工している。
アジア鉄道網政府間協定によれば、この路線はパンアジア鉄道東南アジアネットワークの一部分であり、将来的にはタイのバンコクやマレーシアのクアラルンプールも結び、終点のシンガポールまで約3900kmの長さに。全線開通すれば昆明−シンガポールが10時間余りで移動可能になる。パンアジア高速鉄道の開通はインドシナ半島の国々に一斉開発をもたらし、中国と人口3億人を擁するメコン川流域との政治・経済的連携を強めることに。また、日本や韓国にとっても必要なエネルギー資源などの物資を運ぶ「世界的重要ルート」になると期待されている。(翻訳・編集/本郷)
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