中国人の訪日ツアーが再開へ―英メディア

Record China    2011年4月29日(金) 11時7分

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28日、東日本大震災による福島第1原発の放射能漏れ事故から1カ月以上途絶えていた中国人の訪日ツアーが、29日から再開することになった。写真は外国人ツアー客に人気の京都の平安神宮。

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2011年4月28日、東日本大震災による福島第1原発の放射能漏れ事故から1カ月以上途絶えていた中国人の訪日ツアーが、29日から再開することになった。英BBC放送の中国語版ウェブサイトが伝えた。

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在中国日本大使館が27日に明らかにしたところによると、すでに3つの旅行会社の訪日ツアーに申し込んだ約100人の中国人に震災後初めて団体観光ビザを発給した。29日から陝西省西安市の約40人が6日間の日程で福岡、長崎など九州を訪れ、30日からは湖北省武漢市の約70人が大阪、京都などを回る。日本メディアによると、ツアー参加者のほとんどが旅行会社の社員とその家族で、日本の状況を確認するための視察とみられる。

ツアー料金を大幅に値下げした3月11日以降、日本の観光業はかつてない不況に見舞われている。東日本を訪れる外国人が大幅に減ったばかりでなく、地震や放射能漏れの影響を受けていない西日本や九州の観光業までも閑古鳥が鳴いている状態。九州の観光推進機構によると、3月末現在で中国人と韓国人を中心とする外国人観光客は大幅に減少。大分県だけでも3週間でホテルや旅館のキャンセルは100件を超えた。

日本各地では4月から相次いで観光客の呼び込みを開始。箱根の某旅館は1泊2食付きで1人3980円という広告を出した。今のところ、観光名所の多くの和風旅館は4月の予約が1件も入っていない状況だという。旅行会社最大手のJTBは、5月のゴールデンウィークの国内旅行客は前年同期比27.8%減、海外旅行客も33%近く減少するとの予測を示している。

こうした中、中国人の訪日ツアーが再開することは日本の観光業にとって願ってもない話。熱烈歓迎を受けることは間違いないだろう。(翻訳・編集/NN)

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