中国の海軍戦闘力増強がアジアの脅威も、運命共同体の米中に「戦争は起こらない」―米軍事誌

Record China    2011年5月6日(金) 5時34分

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2日、中国海軍の軍事力増強がアジアにおける脅威となっているが、米中2国間の関係がより緊密化しているため米中戦争に至る可能性は極めて小さい、米軍事誌が分析した。写真は中国海軍の最新型ミサイル。

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2011年5月2日、米軍事誌エアフォース・ウィークは、中国が近年対艦ミサイルの開発を急ぎ、海軍の戦闘能力を強化するなどアジアにおける脅威となっているが、米中2国間の関係がより緊密化しているため米中戦争に至る可能性は極めて小さい、と分析した。4日付で新華網が伝えた。以下はその内容。

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中国の軍事力増強はアジア・太平洋地域の軍事バランスを崩すことになり、米国は同地域における長期的な戦略の再考を迫られている。日増しに強化している軍事力を、中国は何のために使用しようとしているのか。旧ソ連のように勢力圏の拡大を志向していると分析する専門家もいれば、中国近海における通路の確保と中国が主張する(領土や資源など)「国家資産」の保全が目的だとの指摘もある。

米国防総省は中国の軍事力についての報告書で、中国海軍はレーダー照準システムや衛星ポジショニングシステムを採用し始めており、対艦ミサイルなど中・遠距離ミサイルの攻撃能力が大幅に向上してきている、と指摘した。

米軍事専門家のジョン・グレシャム氏も、中国がミサイルの照準精度を向上させており、米軍の空母などがより大きな危険にさらされている、と分析。しかし米シンクタンクが最近指摘しているように、中国は金融などにおいて米国との関係がより深くなり、米中戦争は現実的ではないのも確かだ。(翻訳・編集/津野尾)

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