対米輸出に依存する中国経済、危機は足元に迫っている―米紙

Record China    2011年5月11日(水) 8時57分

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5日、米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは記事「いかなる繁栄にも必ず破滅が訪れる、例え中国であってでも」を掲載した。繁栄を謳歌する中国経済、しかしその危機は足元に訪れているという。写真は福建省の玩具工場。

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2011年5月5日、米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは記事「いかなる繁栄にも必ず破滅が訪れる、例え中国であってでも」を掲載した。9日、環球時報が伝えた。以下はその概要。

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産業革命以来、好況の後には必ず不況が訪れる。経済が繁栄すればするほど、その後の落ち込みも大きなものになる。過去20年、中国は有史以来最大の経済的繁栄を手にしている。ゆえに中国の巨大なバブルの崩壊もまた時間の問題に過ぎない。

世界第二の経済大国・中国。その成長は完全に対米貿易黒字に依存している。もし対米貿易をカウントしなければ、中国のGDPは6%減少する(2008年統計)。いや、米国への依存は6%にとどまらない。対米貿易が数千万人の中国人労働者の雇用を支え、対米輸出向け工場建設という投資を牽引し、貿易によって得た資金は中国の銀行システムに流入し、飛躍的な成長を続ける銀行貸出につながっている。

これらの効果を通じて計算すると、中国経済の40%は対米輸出と関連している。金融危機後、対米輸出の落ち込みを中国は銀行貸出の急増によって補った。中国国有銀行の貸出額は60%もの急成長を見せたが、しかし銀行システムの毀損につながっている。

中国は今後数十年間、成長を持続する。人々はそう考えているが、現実になることはないだろう。いかなる繁栄も破滅する。中国の繁栄もまた例外ではない。(翻訳・編集/KT)

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