中国でオーダーメイドの人気が上昇、「ブランドロゴはわざと見せない」―英メディア

Record China    2011年5月10日(火) 18時2分

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6日、中国で大きなブランドロゴを強調した成金ファッションを避け、さりげなく良い物を身につけるオシャレを楽しむ層が静かに増えている。資料写真。

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2011年5月6日、中国で大きなブランドロゴを強調した成金ファッションを避け、さりげなく良い物を身につけるオシャレを楽しむ層が静かに増えている。英フィナンシャル・タイムズの中国語版ウェブサイトが伝えた。

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中国では最近、有名ブランドのロゴが一目見て分かるデザインのファッションを敬遠し、仕立ての良いオーダーメイドのスーツや小物をさりげなく身につける層が増えている。彼らは「エルメネジルド ゼニア」でスイスやイタリアの最高級生地を使ったオリジナルのオーダースーツを作り、「ボッテガ ヴェネタ」でイニシャル入りの手袋を手に入れる。いずれもきらびやかなブランドロゴは付いていないが、彼らは「自分が満足すればそれで良い」らしい。

マッキンゼー・アンド・カンパニーが3月に発表した「台頭する中国のぜいたく品市場」に関するレポートによると、こうした「ぜいたく品消費の模範生」は全体のわずか1%にすぎないが、支出面では全体の19%に上る。彼らが毎年ぜいたく品に使う金額は15万元(約185万円)以上、可処分所得の10%を占める。その特徴は「ぜいたく品を買うのは自分を満足させるため。人に見せびらかすためではない」ということだ。

彼らの消費が市場全体に占める割合は2015年には24%に達する見通し。中国の「ぜいたく品消費者」は個性を求める傾向が強まっており、オーダーメイドの人気は今後も急速に高まることが予想される。(翻訳・編集/NN)

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