ファンドやベンチャーが多額投資、中国の水処理事業に―香港紙

Record China    2011年5月14日(土) 11時55分

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11日、中国の水処理事業に多額の投資が流入している。写真は工業廃水による水質汚染が深刻な貴州省の川・烏江。

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2011年5月11日、環球時報によると、8日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国の水処理事業に多額の投資が流入していると伝えた。

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環境破壊による水資源への影響を軽減することや清潔な飲用水を人々に提供するため、中国政府は数十億ドルという多額の資金を水処理事業に投じているが、PEファンドやベンチャーキャピタルからも多額の資金が中国の水処理・水道産業に流入している。

グローバル・ウォーター・インテリジェンスの予測では、中国で急速に拡大している水道事業の産業価値は480億ドルに達し、世界3位。1位は米国(1100億ドル)、2位は日本(590億ドル)。米国のある資金管理会社の責任者は中国の水処理事業への投資は安全性が高いと指摘している。PEファンドやベンチャーキャピタルなどは、現在すでに2010年の年間を通じた投資額を大幅に上回る3億8200億ドルを投資している。

急速な経済成長に伴う化学肥料の使用増加や工業廃水の増加から、水資源を取り巻く状況は悪化の一途をたどっている。中国政府は水質改善に向けた投資を倍増させ、今後5年間で3000億元(約3兆7500億円)を投じる計画となっており、水処理・水道産業への投資もさらに活発になると見られている。(翻訳・編集/岡田)

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