2011年5月12日、オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドによると、中国が東ティモールに無償でのレーダー建設を申し出たが、断られていたことが分かった。中国経済網が伝えた。

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それによると、中国が東ティモールにレーダー建設を最初に持ち掛けたのは2007年12月。密漁の監視に役立つとして、同国最北端の島に無償での建設を申し出た。その際、中国側はレーダーの運営を中国人技術者に任せることを要求した。

これを受け、東ティモールのホセ・ルイス・グレテス第1副首相は米国に相談。米側は、レーダーは別の目的に使われる可能性が高いとして懸念を示した。グレテス副首相は米国の懸念を払しょくするため、最終的に中国の申し出を断った。

中国が建設を申し入れた場所は、米軍艦が太平洋とインド洋を出入りするウェタル海峡の近くだったという。（翻訳・編集/NN）