「海外ブランド」は真っ赤なウソ、中国人の「洋モノ好き」利用した手口が発覚―香港紙

Record China    2011年5月15日(日) 9時17分

拡大

27日、香港紙は「『イタリア』スタイルは極めて近い」と題した記事を掲載した。写真は山東省のアパレルメーカー。

(1 / 3 枚)

2011年3月27日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「『イタリア』スタイルは極めて近い」と題した記事を掲載した。3月29日付で米華字サイト・多維新聞が伝えた。

その他の写真

中国本土では海外ブランドとして売り出してはいるものの、実は海外のメーカーやデザイナーによるものではないことが多い。例えば、中国の庶民にとっては憧れともいえる「GIMO RENZI」や「KALTENDIN」といった“海外の高級ブランド”も、実は最近、中国の官製メディアによってニセの海外ブランドだったことが暴露された。

「GIMO RENZI」は自称イタリアのアパレル会社で、中国の主要都市にある高級デパートに約40の専門店がある。ところが、報道によると、「GIMO RENZI」の生産地は北京郊外の実在しない会社名義になっていた。その後の調べで、このブランドはイタリアで商標登録すらされていないことも判明した。

「KALTENDIN」も同様にニセの海外ブランドで、オーナーは深センのアパレル会社だった。この会社も「KALTENDIN」をイタリアブランドと偽っていたが、海外に工場も専門店も持っていなかった。だが、「KALTENDIN」は2001年にイタリアで商標登録している。

「GIMO RENZI」と「KALTENDIN」はデパートや空港に大量に出現したニセ海外ブランドの代表格といえる。これらの販売手口は中国人の「中国製は危険、海外製なら大丈夫」という心理を上手く利用したもの。しかも、本当に海外で商標登録してしまえば、違法行為にはあたらないという。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携