中国の核兵器は米国に遠く及ばない―米華字紙

Record China    2011年5月19日(木) 13時25分

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16日、非営利の科学者団体「憂慮する科学者同盟(UCS)」は、中国の核兵器は米国に遠く及ばないとする報告を発表した。写真は北京に設置された放射線観測ステーション。

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2011年5月16日、非営利の科学者団体「憂慮する科学者同盟(UCS)」は、中国の核兵器は米国に遠く及ばないとする報告を発表した。17日付で米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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報告は、中国は米国と同等の威力を持つ核兵器を開発する意図はなく、そのための核資源もないと指摘。中国が核を保有する意味は反撃能力を確保するためで、率先して攻撃するためではないとした。報告はちょうど中国人民解放軍の陳炳徳(チェン・ビンドー)総参謀長が米国防総省でマレン統合参謀本部議長と会談した時期に発表された。陳総参謀長は元人民解放軍総装備部長で、中国の武器戦略で重要な役割を担っているとみられている。

報告によると、中国は現在、小型の核兵器倉庫におよそ155の核弾頭を所有しており、うち55は米国本土を射程圏内に捉えている。これに比べ、米国は1700を超える核弾頭が中国領土を攻撃することが可能だ。オバマ政権は中国の核兵器の現状と発展について、中国側と対話を行うことを希望しており、陳総参謀長の今回の訪米は対話を始める良いきっかけになった。(翻訳・編集/NN)

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