中国の青少年人口、総人口に占める割合が急減=社会問題へ発展の可能性も―ユニセフ

Record China    2011年5月21日(土) 8時14分

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18日、中国の青少年人口が総人口に占める割合が2000年の18%から2009年には13%へと大きく減少したことが分かった。写真は山西省の高校生。

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2011年5月18日、国際連合児童基金(ユニセフ)はレポート「2011年世界の子供の情況(The state of the world’s children)」(中国語版)を発表した。中国の青少年人口が総人口に占める割合は、2000年の18%から、2009年には13%へと大きく減少した。19日付で中国青年報が伝えた。

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レポートによると、09年の世界の青少年(10〜19歳)人口は総人口の18%に当たる12億人に達し、1950年に比べ2倍以上に増加した。このうちの88%が発展途上国で生活し、半数以上は南アジアや東アジア、太平洋地域に集中している。

一方、中国の青少年人口は、00年の2億2800万人から、09年には1億8000万人へと減少している。こうした変化によって、中国の今後の労働市場は「世界の工場」から付加価値の高い産業を中心とする市場へと、構造的な変換が求められることになる。

中国の青少年人口の男女比も、男118:女100と大きく偏っており、適齢期青少年の結婚難など、今後大きな社会問題を引き起こすと予想されている。また、青少年期の男女が等しい教育機会や職業選択機会を得られるよう確保すること、都市化への過程で発生する留守番児童(両親の都市への出稼ぎにより農村で暮らす児童)や都市部での流動児童(出稼ぎの両親と暮らすが教育等で差別を受ける児童)の問題などが挙げられている。(翻訳・編集/HA)

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