盗掘にさらされる恐竜の化石―雲南省曲靖市

Record China    2007年1月19日(金) 23時29分

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雲南省の富源県にある恐竜の化石採掘地は、県政府により文化保護遺跡に定められている。しかし現実的な保護対策が取られていないため、不法業者による盗掘が後を絶たない。

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2007年1月19日、雲南省曲靖市富源県にある恐竜の化石採掘地が、大規模な盗掘にさらされている。

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2000年3月、約2億年前のケイチョウサウルスの化石がここから発見され、雲南省曲靖(チュージン)市文物管理所の調査により高い価値があると認められた。

富源県人民政府はこれを受けて同年6月にこの化石採掘地を文化保護遺跡に認定したが、その後今日に至るまで現実的な保護対策は取られていない。

このため、国内外の不法業者がここを訪れ、現地の村民を雇って大規模な発掘を行なわせている。現地で5000元(約7万5000円)の化石も他の場所では60万元(約900万円)の値がつくと言われ、こうした盗掘は後を絶たない。

ケイチョウサウルス(貴州竜)は、恐竜が誕生した頃の三畳紀中期(約2億4000万〜2億3000万年前)の地層から発見される古い恐竜。中国の貴州省が主な産地として知られている。首と尾が長く、手足の指は海での生活に適応したヒレ状になっている。体長30cmに満たない小さな固体が多く、コレクションにはうってつけだ。

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