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23日、パキスタンが建国64年間で最も深刻な経済状況に直面するなかで、軍事費拡大を続けている。その背後には中国の影が。写真は北京で開催された中パ国交正常化60周年の式典で講演するギラニ・パキスタン首相。
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2011年5月23日、英フィナンシャル・タイムズ中国語版は、パキスタンが建国64年間で最も深刻な経済状況に直面するなかで、軍事費拡大を続けていると報じた。
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記事によると、パキスタンのGDP成長率は2.4%をわずかに超える水準にまで落ち込み、財政赤字は日増しに拡大を続け、国際通貨基金(IMF)の支援に依存しているのが現状だ。しかしそのパキスタンによる武器購入予算の増加に歯止めがかからないという。
パキスタンは米国の同盟国だが、米国よりも中国を武器供与国として重視するようになっている。パキスタンのギラニ首相は20日、北京で中国製戦闘機50機を約10億ドルで購入する契約書に署名、中国による対パキスタン海軍支援の約束もとりつけた。そのほかにも、中国によるパキスタンの発電所、ダム、核施設に対する援助も決定しており、中国側の意図が明確に読み取れる。
米国によるウサマ・ビンラディン容疑者急襲作戦によってパキスタン軍の面子はつぶされ、米パ関係が冷え込んでいる。そのパキスタンに急速に接近する中国。中国軍高官は「中パ間の(軍事)協力は、平和を促進するため」と発言している。(翻訳・編集/津野尾)
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