ドライバーの8割が「路上の逆上」ロードレイジ、自動車事故の潜在的主因に―中国

Record China    2011年5月26日(木) 23時30分

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25日、ロードレイジと呼ばれる現象が、自動車事故の潜在的な主因の一つになっている。ハンドルを握ると人が変わったように安全性を無視した運転をするケースも多い。写真は北京の渋滞。

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2011年5月25日、普段はおとなしい人でもいったんハンドルを握り路上に出るとささいなことに腹を立ていらいらし、乱暴な運転をするようになることが多い。こうしたロードレイジ(road rage)と呼ばれる現象が、自動車事故の潜在的な主因の一つになっているという。重慶日報が伝えた。

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重慶で開催された国際交通医学会議でロードレイジが問題視された。信号に止められるだけでいらいらし、信号が変わってすぐに動かないだけでまたいらいら…品の良い温和そうな女性もハンドルを握ると人が変わったように怒りっぽくなり悪態をついたり、安全性を無視した運転をすることも多い。

中国医院協会や北京健康保障協会などが公開した調査報告書によると、ドライバーの8割が運転ストレスを受けると精神的に不安定になった経験があると回答し、中にはそのため無理な追い越しなど危険な運転をしたことがあると答えた人も。特に都市部では日常的な生活でもストレスが多いことから、ロードレイジにもなりやすいという。

また、重慶市の保険会社の調べでは、自動車事故の10〜20%がロードレイジに起因していると見られている。ロードレイジの予防には、運転中に窓を開けたり音楽をかけるといったことも効果的で、渋滞中は頭や首をマッサージするなど、精神的にリラックスすることが大事だと、ある神経内科医は話している。(翻訳・編集/岡田)

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