Record China 2007年1月19日(金) 23時29分
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中国各省のGDPの総計が、全国のGDP総数を大幅に上回るという統計の食い違いが、長期にわたり起きているという。中国統計局局長はこのずれをなくそうと呼びかけた。
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2007年1月19日、中国各省のGDP(国内総生産)の総計が、全国のGDP総数を数兆元(1兆元は約15兆円)も上回っているという。しかも各省のGDPの伸び率のほとんどは、全国の伸び率より何パーセントも高いという、異様な統計結果が報告されている。
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中国統計局は、各省のGDPをなるべく早く正確に見積もって、長期にわたり食い違っていた2つのデータを一致させることにした。「もしGDPに2つの結果があれば、いくら解説しても統計に問題があることは明らかです。GDPのデータを一致させることにより、初めて統計の権威を高めることができます」。国家統計局の謝伏瞻(シエフージャン)局長は、18日に行われた全国統計会議にて、各省と自治区、直轄市の統計局局長にこう語った。
国民経済の総合指標として、GDPは中国で常に注目されている。北京大学中国国民経済核算研究センターの蔡志洲(ツァイジージョウ)研究員は、「国、省、市それぞれ自分なりのGDPを統計すると言う制度の下で、各地のGDPは地方政府の意向に左右されやすいものです。特に投資において政治業績を考えると、どうしても高く見積もる傾向があります」と、データ不一致の理由を説明した。
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