中国スポーツ用品メーカー、NBA選手との契約で米国市場への進出目指す―海外メディア

Record China    2011年5月28日(土) 7時41分

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21日、すさまじい勢いで成長している中国スポーツ用品メーカーが、NBAのスター選手との契約を進めるなど、米国市場進出を狙っている。写真は中国スポーツ用品メーカーのリーニンが福州で開催したバスケイベント。

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2011年5月21日、英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、すさまじい勢いで成長している中国スポーツ用品メーカーが、米プロバスケットボール協会(NBA)のスター選手との契約を進めるなど、米国市場進出を狙っていると報じた。25日付の環球時報が伝えた。

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中国国内のスポーツ用品メーカーが海外進出や国内でのさらなるシェア獲得を目指し、国際的なプロスポーツ選手との契約を進めている。中国のメーカーと契約を交わしているNBA選手は30人にも上る。

ボストン・セルティックスのスター選手ケビン・ガーネットは安踏(アンタ)のシューズを、シャキール・オニールは中国最大メーカー李寧(リーニン)のシューズを履いている。

バスケットシューズを例にとると、スター選手との契約金は、数百万〜数千万元(数千万〜数億円)以上とさまざまだが、これ以外にシューズの売り上げに応じた歩合契約などもあり、スター選手が契約に応じる大きな動機の1つに挙げられている。中国には米国の総人口とほぼ同じ約3億人のバスケットボール人口が存在しているからだ。米国のスポーツ用品メーカーが不景気による予算カットを迫られている中、中国メーカーは財力にものを言わせ、スター選手と次々と契約している。

一方、大金をはたいてスター選手と契約する中国メーカーにとっては、ブランド力とブランドイメージの向上を図り、国内市場でのさらなるシェア獲得と海外市場進出への足掛かりとする狙いがある。李寧は昨春、中国スポーツ用品メーカーとして初めて米国小売市場に進出し、オレゴン州に小売店舗を開設した。また、匹克(ピーク)は今年2月、米国での販売戦略を発表している。(翻訳・編集/HA)

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