中国への資金援助を中止=援助金の管理方式で対立―世界エイズ・結核・マラリア基金

Record China    2011年5月31日(火) 9時0分

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29日、感染病対策を進める国際機関「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」はこのほど、中国への資金援助を中止した。写真は2010年の世界エイズデーに中国各地で行われたイベント。

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2011年5月29日、京華時報によると、感染病対策を進める国際機関「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」はこのほど、中国への資金援助を中止した。援助金の管理方式、組織運営に対する意見の対立が原因とみられる。中止期間は3カ月で、規模は数億ドル。

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同基金は京華時報の取材に対し、中止の理由を「やや複雑」と説明した。これに対し、中国衛生部疾病予防控制局の●陽(ハオ・ヤン=●は赤におおざと)副局長は、援助再開に向けて同基金と協議中と説明。「(援助金を運用する)『社会組織』の認識で双方が食い違い、昨年後半以降話し合いを続けているものの、結論に達していない」と述べた。

同基金は2002年、エイズ・結核・マラリアの予防や治療、感染者支援を目的に、スイスで設立された官民共同の国際援助機関。これまで世界150カ国以上で資金提供や支援活動を続けている。中国へは2003年以降、5億3900万ドル(約435億円)の資金援助を行ってきた。(翻訳・編集/AA)

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