韓国人記者による金正日訪中報道、リソースは中国のネットユーザー?―中国メディア

Record China    2011年5月31日(火) 13時35分

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30日、北朝鮮の金正日総書記の訪中報道のリソースとして、中国のインターネットユーザーからの情報が大きな部分を占めていることがわかった。写真は遼寧省丹東市内をパトロールする「女子巡警隊」。

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2011年5月30日、瞭望東方週刊によると、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の訪中報道のリソースとして、中国のインターネットユーザーからの情報が大きな部分を占めていることがわかった。

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記事によると、金正日総書記の訪中の日程などは両国政府が極秘にしているため、当局への取材による報道は不可能。そこで韓国メディアは記者を駅やホテルに張り付かせて情報収集を行っているという。

同総書記の訪中の情報を確認次第、記者がまず駅に張り込む。そして周囲の状況の変化、たとえば駅に配備されている警察官の増減などによって、推測し判断する。「金正日専用車」は20両編成で、防弾処置が施されており、会議室、接見室、豪華寝室、衛星通信設備、大型スクリーン、医療設備などが完備している。その専用車の動向を探るのが記者の任務だ。

次にホテルだが、記者は聞き込み調査で、昨年10月に開業した牡丹江地区の最高級ホテルでは5月20日から25日まですべての部屋の予約で埋まっていることを確認。案の定、同ホテルでは中国共産党中央政治局の李長春(リー・チャンチュン)常務委員が中国政府を代表して金正日総書記一行をホスト、晩餐会を行ったことがわかった。

こうした中で、中国のインターネットユーザーが、重要な情報リソースとなっている。一行が最初に訪れたのが吉林省吉林市の中学だったが、当日、同校訪問は全学休校の状況下で極秘に行われたという。インターネット上では、同校の生徒と思われるネットユーザーによって、「金正日将軍、あなたが大好き!お陰で学校が休みになった」といった書き込みがなされていた。(翻訳・編集/津野尾)

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