自動車ブームから中国人のマイカー崇拝を読み解く―SP華字紙

Record China    2011年6月1日(水) 11時25分

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30日、中国は盲目的な「自動車崇拝」に犯され、本来自動車が必要ない人まで購入し始めている。写真は海南省海口市の道路にあふれる自動車。

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2011年5月30日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国は盲目的な「自動車崇拝」に犯され、本来自動車が必要ない人まで購入し始めていると指摘した。中国新聞網が伝えた。以下はその概要。

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北京市でこのほど施行された、駐車料金の大幅値上げなどの「渋滞防止策」が、逆に違法駐車や運転手と駐車場管理員間のトラブルなどの新たな問題を引き起こしている。かつては中国人にステータスと快適さをもたらした自動車が、今では都市にとっての頭痛の種となっている。

中国のような自動車ブームは、多くの国が経済成長期に経験している。だが経済が成熟するにつれて、自動車はステータスや生活水準のシンボルとしては見られなくなり、都市部では公共交通機関、郊外では自動車という使い分けがなされ、需要にそった消費がなされるようになるのが普通だ。

中国の都市は人口過密状態だ。本来なら経済の集約的発展によって、社会におけるマイカーへの依存を緩和していくべきなのだが、経済発展の数字だけを求める地方政府と、自動車を所持することをステータスとする盲目的な民衆心理が、悪性の自動車公害スパイラルを引き起こした。道路は日増しに渋滞するようになり、駐車場の不足は深刻になり、あらゆる道路が駐車場と化している。(翻訳・編集/津野尾)

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