武装警察が大学封鎖で学生デモ阻止、検察は異例の速さで容疑者逮捕―内モンゴル自治区

Record China    2011年5月31日(火) 17時51分

拡大

30日、香港紙によると、中国内モンゴル自治区の区都フフホト市で抗議デモの開催が予定されていたこの日、当局は大量の武装警察を動員し、大学の出入り口を封鎖、学生らのデモ参加を封じ込めた。写真は内モンゴル自治区の遊牧民。

(1 / 4 枚)

2011年5月30日、香港紙・明報によると、中国内モンゴル自治区の区都フフホト市で抗議デモの開催が予定されていたこの日、当局は大量の武装警察を動員し、大学の出入り口を封鎖、学生らのデモ参加を封じ込めた。

その他の写真

中国では連日、インターネット上で中国全土のモンゴル族に向け、30日にフフホト市で開催する抗議デモに参加するよう呼び掛ける書き込みが続いていた。隣接するモンゴルの首都ウランバートルでもこれを後押しする動きがみられていた。

これを受け、内モンゴル自治区当局はフフホトに大量の武装警察を派遣、各大学の出入り口を封鎖し、学生らがデモに参加できないようにした。内モンゴル師範大学付近の市民によると、1つの出入り口に20人以上の武装警察が立っていた。別の市民は内モンゴル工業大学でも武装警察が正門を封鎖し、大学職員の出入りしか認めなかったと証言した。

また、ロイター通信によると、フフホト市内の主な広場はすべて封鎖され、周囲には警戒線が張られた。AFP通信は地元住民の証言として、地元警察が厳しく通行車両や通行人のチェックを行っていたが、同市内ではデモが起きなかったと伝えた。

このほか、中国国営新華社通信は15日にモンゴル族青年がひき逃げされた事件で、シリンゴル盟検察院が24日に容疑者を逮捕、29日には起訴したと報じた。異例の速さでの逮捕劇は、モンゴル族住民の怒りを鎮め、抗議行動の拡大を食い止める狙いとみられる。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携