2011年6月1日、パソコン世界4位のレノボ・グループ（聯想集団）は、独エレクトロニクス製品メーカー、メディオンに36．66％出資すると発表した。同社親会社のゲルト・バッハマンから1株当たり13．00ユーロ、総額2億3100万ユーロで買い取る。中国と香港のメディアが伝えた。

レノボ・グループにとり、2005年7月の17億5000万米ドルのIBMパソコン事業買収以来の大型投資となる。

メディオンは携帯用パソコン、テレビ、音響機器、携帯端末などの生産、販売などを手がけている。欧州の販路を拡大する狙い。また、その後のグローバル展開の布石ともなる。

メディオン買収により、レノボ・グループのドイツのパソコン市場でのシェアは倍増し、欧州第3のパソコンメーカーに浮上する。メディオンとレノボ・グループを合わせたシェアはドイツで14％、西欧で7％となる。（翻訳・編集/JX）