今年1−3月の離婚率は17%増、最大の原因は「不倫」―中国

Record China    2011年6月2日(木) 21時2分

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2日、今年1〜3月の中国の離婚件数は前年同期比17.1%増の46万5000組だった。その最大の原因は「不倫」だという。写真は湖南省長沙市の売店に貼られた「離婚3周年の記念日なので休みます」と書かれた張り紙。

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2011年6月2日、今年1〜3月の中国の離婚件数は前年同期比17.1%増の46万5000組だった。平均して1日に5000組以上の家庭が破たんしている計算になる。その最大の原因は「婚外情」と呼ばれる「不倫」だという。人民日報が伝えた。

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離婚率が最も高いのは22〜35歳。「スピード結婚、スピード離婚」が全体の半数を占める。うち大半が80年代生まれだ。ところが、最近はその親世代にあたる50歳以上の離婚も急増。子どもが巣立った後は無理して一緒にいる必要もないと考える人が多くなっているという。

離婚に対する世間の見方も変わった。あまり豊かではなかった30年ほど前の社会では結婚は「経済共同体」で、1度結婚したらどんな相手でも一生添い遂げるのが当たり前だった。だが、今は「心のつながり」や「性的な満足感」を重視するようになり、合わなければ簡単に相手を変える時代になった。

夫婦間だけの問題ならそれも解決策の1つだろう。だが、1番の犠牲者は子どもだ。北京の中学2年生約5000人に心理テストを実施したところ、約20%が何らかの心理障害を抱えていたが、うち65%は両親が不仲か離婚した家庭の子どもだった。

また、女性も離婚の被害者といえる。離婚の際、85%の子どもは母親に引き取られるが、経済的に困窮するケースが多い。子どもを引き取らなかった男性の大半は5年以内に再婚し、第2の人生を謳歌するが、女性の再婚率はわずか15%以下だという。(翻訳・編集/NN)

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