安倍首相が「日本のシンドラー」の記念館視察、中国紙が「不思議!」と伝えた理由とは?

Record China    2018年1月16日(火) 19時40分

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16日、環球時報は「不思議!」と称し、安倍晋三首相が訪問先のリトアニアで杉原千畝記念館を視察したことを伝えた。写真は靖国神社。

2018年1月16日、環球時報は「不思議!」と称し、安倍晋三首相が訪問先のリトアニアで杉原千畝記念館を視察したことを伝えた。靖国神社に参拝したことのある安倍首相が第2次世界大戦中に「命のビザ」で多くのユダヤ人の命を救った「日本のシンドラー」の記念館を訪れたことが不思議なのだという。

安倍首相は今月12〜17日の日程で、エストニア、ラトビア、リトアニア、ブルガリア、セルビア、ルーマニアの欧州6カ国を訪問している。日本の首相がこれらの国々を訪れるのは初めてで、記念館は14日午前(現地時間)に視察。記事は安倍首相が杉原氏の行動を「勇気ある人道的行動」と指摘し、「日本人として誇りに思う」と述べたことを説明、「首相として靖国神社に参拝した安倍氏のこうした行為は“分裂”という印象を与える」としたほか、「歴史問題でアジアの隣国から疑問の目が向けられる中、安倍氏はこのような『歴史上の輝き』を借りてリトアニアなどとの関係強化を図り、地球儀を俯瞰(ふかん)する外交を進めることを期待している」という見方があることを伝えた。

記事はまた、「中国が『一帯一路』構想で中東欧諸国とのつながりを強める中、日本は追い上げを希望」と海外メディアが報じたことも取り上げている。(翻訳・編集/野谷

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