第10回アジア安全保障会議が閉会、繰り広げられた米中による舌戦―SP華字紙

Record China    2011年6月7日(火) 11時1分

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5日、シンガポールで行われた第10回アジア安全保障会議(シャングリラ対話)が閉会した。写真は南シナ海で軍事演習を行う中国海軍。

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2011年6月6日、台湾紙・中時電子報によると、第10回アジア安全保障会議(シャングリラ対話)が5日までシンガポールで行われ、今回中国から初めて中国国防部の梁光烈(リャン・グアンリエ)部長が出席した。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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梁部長は同会議で、アジア各国が互いに尊重し合い、第三国を想定した同盟を結ばないことを呼びかけた。米国のゲーツ国防長官がアジアにおける軍事介入の拡大を示唆していたのを受けての発言とみられる。米中が相互の戦略的立場を鮮明にした形だ。

同部長は「相互尊重」「対等性」「互恵」「助け合い」などの4原則を挙げ、国際安全保障における中国の立場を主張した。特に、内政問題は当該国が自主的に解決し、各国が関わる問題は協議して解決すべきだと発言、暗に米国による中台問題への干渉をけん制した。

ゲーツ米国防長官は先週、対艦ミサイルとステルス戦闘機の開発など軍事拡大を続ける中国を念頭に置いた発言をしていた。梁中国国防部長はこれに対して、中国軍の国際安全保障への参与は、国際社会にさらに多くの安全保障上の選択肢を提供し、各国が安全保障における恩恵を受けることにつながると主張した。(翻訳・編集・津野尾)

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