電子ゴミの大部分が中国へ輸出、汚染による健康被害も懸念―米紙

Record China    2011年6月7日(火) 12時48分

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6日、電子廃棄物が人体の健康を害するとの記事を米紙が掲載した。同廃棄物の多くが中国に輸出されているという。写真は浙江省台州市の電子廃棄物集積場。

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2011年6月6日、米ワシントンタイムズは、電子廃棄物が人体の健康を害するとの記事を掲載した。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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記事によると、廃棄されたコンピューター、テレビ、プリンター、携帯電話など電子廃棄物は人体の肺上皮細胞に有害だという。研究者が中国最大の電子廃棄物集積場から空気サンプルを採集し、肺上皮細胞に対する影響を研究した結果、分かった。

また英BBCによると、世界では毎年2000万〜5000万tの電子廃棄物が生じているが、その多くが中国に輸出されている。電子廃棄物の回収・処理などの作業では安全性が確保されていないため、廃棄物から大量の汚染物質が発生し、汚染物質によって汚染された空気が人体に入ると、体内に蓄積することになる。汚染物質には長期にわたって汚染が継続する重金属なども含まれているという。

研究によると、汚染した空気に触れた肺上皮細胞は、炎症反応と酸化ストレスによってDNAが破壊された場合、がんを発症する可能性があり、心血管疾患の危険もあるという。(翻訳・編集/津野尾)

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