<レコチャ広場>ドイツの大腸菌騒動で再認識する中国の食習慣の美点

Record China    2011年6月8日(水) 16時0分

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7日、中国人ブロガー、宋魯鄭氏は「ドイツの『大腸菌』騒動から中国を語る」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は山東省の食品工場。

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2011年6月7日、中国人ブロガー、宋魯鄭(ソン・ルージョン)氏は「ドイツの『大腸菌』騒動から中国を語る」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

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世界で最も真面目で勤勉な国といえば、日本とドイツだ。彼らが作り出す製品は質が高いという絶対的な信頼があった。だが、日本製はここ数年、リコールや原発事故など次々と問題を起こし、そのイメージも失墜。さらには、ドイツでも病原性大腸菌「O104」の感染問題が発生した。

ところがドイツは検査結果が出る前に、感染源はスペインだと発表。そして、誰もがドイツ人の言うことなら間違いないと信じ、債務危機でEU中に迷惑をかけているスペインが悪いと思った。結局は検査の結果、スペインの潔白が証明されたのだが。また、今年1月には仏ルノーがやはり証拠もない状態で、機密情報が中国に流出したと発表。結局それは濡れ衣だと分かったが、中国側に何の謝罪もなかった。

もし、中国がSARS問題の時、感染源はインドかベトナムと発表したり、メラミン入り粉ミルクの原料は日本や米国から輸入したものだと主張したりしたら、西側諸国はどんな反応を示しただろうか?

今回の騒動は偶発的ともみられているが、実は人災の部分が大きい。ドイツではこれまでも腸管出血性大腸菌(EHEC)の感染事件が頻発し、その危険性が指摘されてきたにも関わらず、資金不足で十分な研究がされてこなかったのだ。

今年に入り、中国では食の衛生問題が頻発している。その根本的な原因は経済が十分に発展しておらず、衛生意識の低い小さな作業場で食品を扱う加工業者が大半を占めるからだ。だが、中国ではニセモノや誤魔化しなどの問題は多いが、病原菌への感染という問題は起きていない。それは、飲食習慣とも関係があるだろう。火を通したものしか食べないことが、衛生条件の悪さを補っている。中国の食は味が素晴らしいだけでなく、安全だということだ。

中華文明は世界で唯一、中断したことがない文明であり、衰退した後、再び復興を遂げた唯一の文明でもある。世界的な経済危機やドイツでの大腸菌騒動は我々に西側文明に対する認識を再考させたと同時に、東方文明の素晴らしさに気付かせたといえるだろう。(翻訳・編集/NN)

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