環球網 2018年1月17日(水) 6時50分
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中国・北京大学光華管理学院の副院長で、金融学部の教授を務める金李氏はこのほど、「過去十数年、中国中流階級の財産総規模は世界の主要経済体において、その成長スピードが最も速い」と指摘した。写真は人民元。
中国・北京大学光華管理学院の副院長で、金融学部の教授を務める金李氏はこのほど、「過去十数年、中国中流階級の財産総規模は世界の主要経済体において、その成長スピードが最も速い。2000年以降は330%を上回る成長スピードを見せた。中国のWTO加盟はこの成長に役に立つところが大きい。中国経済はグローバル経済に溶け込みつつある」と指摘した。中国新聞網が15日付で伝えた。
金氏によると、財産が急速に蓄積することで、中国はすでに豊かな国となった。上流階級だけでなく、中流階級の富裕層も速いペースで成長している。2020年までに、一人当たりの財産が1万〜10万ドルに達する成人が全成人の約半分を占めると予測されている。
残念ながら、中国の財テクのグレードアップは財産の急成長に及ばなかったと金氏は考えている。同氏は「現在、中国の民間には銀行預金と不動産投資という主な財テクがある。この二つは財テクの60%以上を占めている」と示した。
コントロールの下で、将来、不動産投資は依然として最も重要な財テクになれるのかが熱く議論されている。同時に、不動産投資に取って代わるほかの財テクがまだ生まれていないため、一般庶民は不動産に投資したくなくても、別の最適な投資ルートも見つけづらいというのが現状だ。
金氏は「財産管理の最適化をすると、リスクの増加を心配せずに一人当たりの年間収入を1〜2%増やすことが可能である。全体的に見れば、中国の国内総生産(GDP)は2〜4%成長する見込みだ」と強調した。
財産管理の最適化を求めるのと同時に、金氏は関連企業がサービスの質を高める必要もあると考えている。過去十数年間、多くの従事者はセールスマンの立場で財テク商品を売ってきたが、個人または家庭にとって財産管理が生涯的な計画だと考える人は少なかった。そのため、普遍性のある指導原則と正しい財産価値観の構築は、中国財産市場の将来的な発展に極めて重要な意義がある。(提供/環球網・編集/インナ)
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