北朝鮮が経済特区「中国工業地区」の開発を批准、強まる北朝鮮経済の中国依存―韓国メディア

Record China    2011年6月9日(木) 9時54分

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6日、北朝鮮の朝鮮最高人民会議は、黄金坪島・威化島経済区の開発計画を批准、同地域に中国企業を誘致し中国工業地区の開発を進めるとみられる。写真は北朝鮮との国境にある丹東市の鴨緑江大橋。

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2011年6月7日、朝鮮中央通信社の報道を韓国国際放送が引用して伝えたところによると、北朝鮮の朝鮮最高人民会議は6日、黄金坪島・威化島経済区の開発計画を批准した。北朝鮮は経済改革と中国経済へのつながりの強化を進めているもようだ。8日付で人民網が伝えた。

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記事によると、北朝鮮は同開発計画の詳細は公表していない。だが関係者らの推測によると、北朝鮮は韓国企業を誘致した開城工業地区と同様に、黄金坪島を中国企業の工業地区として整備するとみられる。同時に東部沿海の羅先特別市に「国際貿易センター」を建設する計画だという。

金正日主席は、5月の非公式の訪中で、中国経済発展の経験について中国側と意見を交わしていたとされる。金主席は昨年5月から3度訪中しており、韓国IBK経済研究所などは、同主席が中国からさらなる経済協力の約束を引き出した可能性が高い、と分析。昨年の北朝鮮の対外貿易額42億ドルのうち、対中国が83%を占めていた。中国工業地区の開発が進めば、北朝鮮経済の「中国依存」がさらに強まることが予想される。(翻訳・編集/津野尾)

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