中国人女性作家のビザ申請却下=違法行為を指摘―台湾

Record China    2011年6月10日(金) 14時35分

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9日、中国人女性の台湾旅行記「北京から台湾 こんなに近くてあんなに遠い」の著者・趙星さんがこのほど、台湾当局から滞在ビザの発給申請を却下された。写真は高雄の屋台街。

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2011年6月9日、台湾メディアによると、中国人女性の台湾旅行記「北京から台湾 こんなに近くてあんなに遠い」の著者・趙星(ジャオ・シン)さんがこのほど、台湾当局から滞在ビザの発給申請を却下された。旅行記に記された昨夏の台湾訪問が、滞在ビザ取得規定に違反していたため。陳さんは今後1年間、台湾を訪問できない見通しだ。中国新聞社が伝えた。

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現在25歳の趙星さんは昨年8月、初めての台湾旅行を経験。憧れの台湾で過ごした11日間をブログにつづって話題となり、「北京から台湾 こんなに近くてあんなに遠い」のタイトルで書籍化もされた。中でも台湾南部の中心都市・高雄を「情熱的で清潔。大好きな街」と絶賛。これを読んだ高雄市の陳菊(チェン・ジュー)市長が感動し、自ら台湾再訪を呼び掛けていた。

しかし、台湾移民署はこのほど、昨夏の陳さんの滞在が「ビジネス目的の商用ビザによるものだった」と指摘。陳さんが商用ビザの取得理由に反し、「目的や日程を変更し個人旅行を楽しんだ」として、今後1年間のビザ発給停止を決めた。

一方、台湾当局は今月中にも、中国人の個人旅行を解禁する。北京、上海アモイの住民を対象に、受け入れ枠は1日500人、滞在期間は最長15日。中台当局は、直行便を週370便から550便以上に拡大することでも合意している。(翻訳・編集/AA)

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