<在日中国人のブログ>中国も神保町式の書店街を作るべきだ

Record China    2011年6月11日(土) 14時33分

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8日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「中国も神保町式の書店街を作るべき」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は河南省済源市の新華書店。

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2011年6月8日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「中国も神保町式の書店街を作るべき」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその内容。

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東京の神保町といえば、読書好きの中国人なら知らない者はいない。中には池谷伊佐夫氏の「古本蟲がゆく―神保町からチャリング・クロス街まで」の一節を流暢に暗唱する人もいれば、お気に入りの古本屋の名前がスラスラと出てくる人もいるほどだ。

神保町は東京の都心にあり、交通の便も良い。一帯には150軒以上の本屋がひしめいており、日本人の読書好きを体現している。数階建てのビルから一間間口の小さな店まで、ありとあらゆるジャンルの本が置いてある。中国人が魯迅の作品で読んだことがある「内山書店」―中国人が生まれて初めて知る日本の書店―もここにある。

北京や上海、台北にも書店街はある。だが、北京の海淀図書城は参考書やコンピューター関連の本がほとんどで、市中心部からもかなり離れている。上海の福州路は市中心部にあるが、書店といえる店は10数軒しかない。書店の数だけでみれば、中国の方が日本より多いはずだが、中国には神保町のように規模が大きく、1年中開放している書店街はない。

日本人の読書好きは世界でも有名だ。1人あたり毎年平均40冊、計10万字を読むという統計もある。それに対し、中国人はわずか4.7冊だ。「読書嫌いの民族に前途はない」と言った人がいる。中国の「本蟲」たちも神保町の「本蟲」のようでなければならない。本を読む民族をきちんと育成すべきだと筆者は考える。(翻訳・編集/NN)

●蒋豊(ジアン・フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。1999年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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