中国の「今」が見える 2006年ニュース写真ベストテン(6)侵害される出稼ぎ者の権利

Record China    2007年1月22日(月) 1時42分

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農村からの出稼ぎ者は都市部で差別され、不当な扱いを受けることが多い。危険な業種に携わることも多く、彼らの利益を守る法律の早い制定が叫ばれている。

2007年1月中旬、中央テレビ局ニュースセンターが主催し、中国の代表的な通信社やメディアが協力して選んだ「2006年中国のニュース写真ベスト10」が発表された。写真はどれも素晴らしく、それぞれから中国の「今」が見えてくる。レコードチャイナは今回、これら10枚の優れた写真を日本で初めてご紹介する。

2006年1月11日、中華全国総工会の張榕明(ジャンロンミン)副主席が、陜西省西安市のある建築現場を訪れ、農村から出稼ぎに来ている作業員に慰問金を配った。しかしせっかくのお金も、副主席が去った後で親方に取り上げられた。翌12日にこのことを知った張副主席は、陝西省労働組合総連合会に抗議。そこで関連会社の責任者が現場を訪れ、作業員たちに謝罪、親方はその場で解雇となった。

調査によると、炭鉱など4種類のハイリスク業界で働く作業員のうち、農村からの臨時就労者は56%。また中国の建設現場で働く3000万人以上の作業員の約80%が、農村部出身者だという。専門家は彼らの利益を守る法律が早急に作られるべきと主張している。

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