Record China 2011年6月13日(月) 15時0分
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11日、米メディアは、ベトナムの南シナ海での実弾射撃演習実施を受け、米国がミサイル駆逐艦を同海域に派遣するのは、ベトナムを陰で後押しし中国を牽制するためだと報じた。写真は昨年4月、南沙諸島に向けて出航した中国の漁業監視船「漁政311」など。
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2011年6月11日、AP通信は、ベトナムが南シナ海で実弾射撃演習を実施すると表明してから、米国が突然ミサイル駆逐艦「チャン=フー」を同海域に派遣すると言い出したのは、ベトナムを陰で後押しし、中国を牽制するためだと報じた。
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ベトナムは13日、南シナ海での初の公開演習を行う。海軍関係者によると、演習場所はベトナムの排他的経済水域(EEZ)内で中国と領有権争いをしているパラセル(西沙)諸島から約250km、スプラトリー(南沙)諸島から約1000kmの地点。だが、この関係者は参加する艦隊や兵の人数を公表することは拒絶した。
南シナ海情勢の緊迫化を受け、米国務省のマーク・トナー報道官は「米国はいかなる一方も緊張状態を激化させる行為に出ることを支持しない」とする米国の考えを示し、表面的には中国とベトナムが平和的な手段で南シナ海の領有権争いを解決するよう呼び掛けているものの、実は陰ではその中に介入している、と記事は指摘した。
在フィリピン米国大使館の広報担当者は、チャン=フーは米国とフィリピンが年に1度実施する海軍合同演習に参加する艦船の1つだと説明。適当な時期に詳しい資料を公開するとしている。
こうした動きに対し、中国の官製メディア「環球時報」は、「過去の歴史からみて、中国とベトナムが戦争という手段で領土問題を解決しようとすると、毎回ベトナムの失敗に終わる」と警告したが、ベトナムはこれを全く相手にせず、反対に米国を含む国際社会が手を差し伸べて南シナ海の緊張状態を緩和することを歓迎している。(翻訳・編集/NN)
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