<レコチャ広場>外国人はなぜ台湾の食品を信用するのか?―中国

Record China    2011年6月13日(月) 17時58分

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12日、中国人ブロガー、汪華斌氏は「外国人はなぜそれでも台湾の食品を信用するのか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は7日、可塑剤事件を受け、台湾の飲料チェーン店が中国で打ち出した新しい広告。

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2011年6月12日、中国人ブロガー、汪華斌(ワン・ホアビン)氏は「外国人はなぜそれでも台湾の食品を信用するのか?」と題した記事を中国のブログサイト・新浪博客に掲載した。以下はその内容。

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台湾の可塑剤事件を受け、我々は台湾食品にかなり敏感になり、それはもはや危険の代名詞ともなっている。ところが、外国の友人と話をしてみると、彼らの中国の商品に対する評価と台湾の商品に対する評価はかなり違うことが分かった。台湾の商品は信用できるが、中国の商品は道端で売っているような代物だというのだ。

台湾の食品に至っては、それが安全の代名詞になっている。それに対し、中国の食品には「ニセモノ」「劣悪」といったイメージしかないようだ。その理由は何なのか、筆者はずっと疑問に思ってきたが、可塑剤事件がついにその答えを教えてくれた。それは事件に対する処理の仕方が大きく違っていたのだ。

例えば、「痩肉精(塩酸クレンブテロール)」事件に対する中国の地方政府の対応は、一部の業者による滅多にない行為、メディアが些細なことを大げさに取り上げただけといったことを強調するのみ。ところが、可塑剤事件後の台湾の馬英九(マー・インジウ)総統は「必ず真相を明らかにして厳罰に処す」と強調。「事件は台湾のイメージに傷を付けたが、誠意こそが最上の方策だ」と述べた。

可塑剤事件が発生すると、馬総統はすぐさま「内部の恥が外に出るのを恐れてはならない。どんなに醜い状態でも真実を報告しなければならない」と明言。政府に対し、▽衛生当局が積極的に真実を明らかにする▽直ちに関連商品の処理を行う▽事件の捜査、処理に協力する▽真実を公開すること。それが民衆の信頼を得ることになる―と指示した。

馬総統は言った。「食の安全管理に想定外の抜け穴があった。今は問題がなくても常に未然に防がなければならない」と。それに比べ、我々の当局は多数の乳幼児が健康被害を受けたメラミン入り粉ミルク事件に対しても「これは業界の暗黙のルール」と言い張るばかりだった。どちらが人民の健康を第一に考えているかは明白だ。

馬総統は可塑剤事件をすぐに世界保健機関(WHO)に報告した。これこそが透明化というものだ。それにより国際イメージに傷は付いたが、世界中の人々の称賛を受けた。他人の健康をいたわれる政府による管理であれば、誰もが安心することができる。筆者は台湾の可塑剤事件を通じ、台湾の食の安全は「良心」の現れであることが分かった。だからこそ、人々の心をつかむことができるのだ。(翻訳・編集/NN)

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