なぜ?中国人が香港で中国茶を買うようになったのか―米メディア

Record China    2011年6月15日(水) 5時33分

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10日、香港で中国人観光客に高級中国茶葉が大人気。中国本土で販売される中国茶葉はニセモノが多く、信用できないというのがその理由だ。写真は高級茶「大紅袍」。

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2011年6月10日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版によると、中国人観光客が香港で中国茶葉を買い求めるようになった。13日付で環球時報が伝えた。

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香港を訪れる中国本土からの観光客の多くが買い求めるのは、プラダやヴィトンといった海外有名ブランドの高級品がほとんどだが、最近これに高級中国茶葉が加わった。香港の有名茶屋では、本土客が高級茶「大紅袍(ダーホンパオ)」の茶葉を大量購入していくという。福建省武夷山が原産地の「大紅袍」だが、本土で流通している茶葉にはニセモノが多く出回っており、使用が禁止されている化学薬品や農薬が含まれていることもあるため、本土で買わず品質管理の厳しい香港で買う人が増えている。

さらにフランスのパリでも高級茶葉を求める中国人観光客の姿が。パリの有名紅茶店マリアージュフレールでも数年前から高級中国茶葉を購入する中国人客が増えているという。毎日のように衝撃的な食品スキャンダルが発生している中国の消費者は、国内で販売されるお茶の葉にも不安を抱いている。中国のお茶は18世紀ごろ外国商人にとって垂涎の的だった。それが今では、こうして海外から思いもかけず里帰りをしている状況だ。(翻訳・編集/本郷)

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