フカヒレ人気で年間386万尾乱獲、動物保護団体が警鐘―台湾紙

Record China    2011年6月18日(土) 15時49分

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16日、台湾で行われた調査から、高級食材であるフカヒレを目当てに年間386万尾ものサメが乱獲されている可能性があることが分かった。写真はフカヒレ料理。

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2011年6月16日、台湾の中央通訊社によると、台湾で行われた調査から、高級食材であるフカヒレを目当てに年間386万尾ものサメが乱獲されている可能性があることが分かった。中国新聞社が伝えた。

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台湾動物社会研究会と米ヒューメーン・ソサエティー・インターナショナル(HSI)は16日、2011年1〜5月にかけて調査を行い、台湾の動物保護団体が台湾のレストラン76軒を調べたところ、その大部分でフカヒレ料理が提供されており、この10年でおよそ4000万尾のサメが殺されている可能性があり、海洋生態系に深刻な影響を与えているとの調査結果を発表した。

台湾動物社会研究会の責任者によると、現在全世界でサメは2600万〜7300万尾が食用のため捕獲されているが、マレーシアやパラオなど、フカヒレの食用や捕獲を禁止している国もある。また米国では2000年にサメのヒレだけを切り取り、胴体を廃棄することを禁じたサメヒレ採捕禁止法が可決。さらにフカヒレの食用を禁止する法案が2011年1月に提出されるなど、国際社会は徐々にサメ保護強化へ向かいつつある。(翻訳・編集/岡田)

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