Record China 2011年6月18日(土) 12時4分
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15日、南シナ海での石油探査活動を中国側に妨害されたとして、ベトナムは同海域での実弾演習を実施。そんなベトナムを懲らしめるために中国が軍事行動をとる可能性はあるのだろうか。写真はベトナム。
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2011年6月15日、香港紙・明報は南シナ海の領有権をめぐり緊迫する中国とベトナムの関係について「一触即発の状態だが、戦闘には至らない」と分析した。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。以下はその内容。
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最近の南シナ海の緊迫情勢について「中越両国の軍事衝突は免れない」とする意見がインターネット上にあふれている。だが、中越両国の国力と海軍の実力を比較すると両者には著しい差があり、実際に衝突することは考えにくい。中国がベトナムを懲らしめる方法は軍事行動のほかにもたくさんある。ベトナムの外貨準備高はわずか136億ドルだが、中国の外貨準備高は3兆ドルを超えており、両国の経済力の差は歴然。軍事的には、中国は南シナ海艦隊だけでベトナム海軍全体の軍事力をはるかにしのいでおり、戦わずとも勝敗の行方は明らかだ。
経済は悪化し、政治は危機的状況にあるベトナムは今、南シナ海の石油を手に入れようと必死だ。さらに、国民の視線を南シナ海に向けさせ、同時に民族感情をあおることで国内の矛盾を緩和しようとしている。こうしたベトナムの国内事情を理解している中国は、ベトナムが実施した沖合40kmでの実弾演習に対して大人の対応を示しているが、南シナ海そのものについては一歩も譲る気はないようだ。(翻訳・編集/本郷)
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