Record China 2011年6月20日(月) 8時14分
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16日、中国の若年層人で、通常の出費を抑えてでも高級ブランド品や贅沢品を求める傾向が目立つなど、庶民の消費スタイルの転換がみられる。写真は開店前から行列ができる南京市のルイ・ヴィトン専門店。
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2011年6月16日、江蘇省南京市にルイ・ヴィトン専門店がオープン、女性客でにぎわっている。特に若い年代では、通常の出費を抑えてでも高級ブランド品や贅沢(ぜいたく)品を求める傾向が目立つなど、庶民の消費スタイルの転換がみられる。南方網が伝えた。
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記事は、中国ではかつて贅沢品は「浪費」「散財」の代名詞だったと指摘。経済発展によって生活水準が高くなった現在ではそのような社会通念も変化し、特に70年代後半以降に生まれた若い世代にとって、贅沢品の持つ意味は異なってきているという。
普通のOL、薇(ウェイ)さんは、何カ月分かの給料を貯めてやっとブランド品を1点買える程度の所得しかないが、「贅沢品を一度手にしたら普通の商品では満足できなくなり、ますます欲しくなる」と語った。薇さんによると、同ルイ・ヴィトン専門店のオープン時には「商品の奪い合い」が発生、開店とほぼ同時にレジ前には商品数点とクレジットカードを手にした客が十数人並んだという。
一方、高級ブランドショップが多数出店する「金鷹ショッピングセンター」の会員数も年々増加。会員は高額所得者だけでなく、薇さんのような一般市民も多く、ここでも日頃節約に甘んじてでも贅沢品を享受しようという消費スタイルへの変化が見て取れる。
南京市の高級ブランド店を訪れる市外からの客も増加しているという。こうした客は、祝祭日に家族や友人などのグループで訪れ、衣類、化粧品、家庭用品など数万元(数十万円)分をまとめて消費するのが特徴だという。
記事は「高級ショッピングセンターのVIPメンバーのうち、特に購買能力が高いのは30歳前後で、高級ブランドの購入者層も、若い世代が中心となっている」と、若い世代がけん引する中国人の消費スタイルの変化を指摘している。(翻訳・編集/HA)
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