「世界の工場」も今や昔、国内向け販売が増加―中国

Record China    2011年6月21日(火) 7時22分

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20日、米誌タイムはこのほど、中国の安価な労働力の時代はまもなく終わりを迎えると伝えた。写真は湖北省の電動自転車工場。

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2011年6月20日、新華社通信によると、米誌タイムはこのほど、中国の安価な労働力の時代はまもなく終わりを迎えると伝えた。インフラ整備や不動産建設、輸出の拡大が経済成長を促し、中国人労働者の賃金が過去10年間に毎年約12%のペースで上昇していることが背景にある。

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中国の安価な労働力時代の終わりによる連鎖反応は巨大で、世界規模になるとみられる。中国では沿海部の労働コストの上昇が西部地区に大きな変化をもたらしている。過去1年、多くの工場が安い労働コストを求めて西部地区に移転した。西部開発を奨励してきた中国政府の角度から見れば、これは非常に望ましいことだ。中国の貿易相手国にとっても、中国国内の消費能力が高まることによって巨大な貿易不均衡の解消につながる可能性が出てくる。

多国籍企業の多くはこれまで、コストの安い中国から海外へ輸出するため、工場を中国に建設してきた。華南米国商会が8年前に行った調査では、中国で製造する商品を輸出向けとしている会社は75%だった。しかし昨年行った調査では、75%の会社が中国市場へ供給していると回答した。中国人は今まさに豊かになり始めている。(翻訳・編集/HA)

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