2011年6月20日、オーストラリアのニュース番組で中国人を侮辱する発言をしたキャスターがすでに番組を降板したことが分かった。華字紙・星島日報のオーストラリア版が伝えた。

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問題発言があったのはスカイニュースが3日に放送したニュース番組。中国・四川省で、スポーツくじで1471万元（約1億8000万円）が当選した男性のニュースが取り上げられた際、この男性が顔が隠れるマスクをつけてマスコミの前に登場したことに対し、ジョン・マンゴス（John Mangos）キャスターが「そんなものをつける必要はない。真っ直ぐな黒髪、細い目、黄色い肌を見れば、誰だってあなたが中国人だということは分かる」とコメントした。

本人は軽いジョークのつもりだったようだが、これが「人種差別に当たる」と抗議が殺到。騒ぎを受け、同キャスターは翌日謝罪したが、それだけでは収まらなかった。同キャスターは15年間、スカイニュースでニュース番組を担当してきたベテランだが、すでに番組を降板している。スカイニュースのAngelos Frangpoulosディレクターは、同氏とは契約満了したが、更新はしない方針だと話している。（翻訳・編集/NN）