<中華経済>運送業の天然ガス使用を奨励―新疆ウイグル自治区

Record China    2011年6月21日(火) 16時57分

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20日、新疆ウイグル自治区が、今後1〜2年をめどに物流・運送業に対して液化天然ガス(LNG)や圧縮天然ガス(CNG)の使用を推奨する方針であることが分かった。

2011年6月20日、新疆ウイグル自治区が、今後1〜2年をめどに物流・運送業に対して液化天然ガス(LNG)や圧縮天然ガス(CNG)の使用を推奨する方針であることが分かった。あわせて新エネルギー車や省エネ性能の高いエコカーの導入を推進し、二酸化炭素排出量の削減を目指す。中国の各メディアが伝えた。

同自治区交通運輸庁の高江淮副庁長によれば、自治区内で使用する石油のおよそ30%は交通運輸分野が消費しており、さらにその半分以上を物流・運送業が消費している。高副庁長は「省エネに取り組むべきなのは物流・運輸業界だ」との見解を示し、環境にやさしい燃料の使用促進は急務だと訴える。

同自治区道路運輸管理局の計画では、十二五(第12次5カ年計画、2011〜2015年)末までに、自治区内の貨物輸送に関わるエネルギー消費量を2005年比で10%削減する。特にバスと貨物車について、輸送トンキロ(輸送した貨物の重量に輸送距離を乗じた指標)をそれぞれ3%、12%削減することを定めた。また運送会社に対して、輸送トンキロと二酸化炭素排出量をそれぞれ13%削減し、騒音公害も減らすよう求めたほか、車両の新規購入時には燃費条件も設けた。

現在自治区内では高速道路と国道を中心に、数百カ所の天然ガススタンドの建設が進められているが、同局の担当者によれば、自治区内を走るLNGトラックはわずか1000台程度、CNGバスは主要路線を走るバスの5〜10%ほどしかないという。(翻訳・編集/JX)

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