2011年6月22日、BBC中国語サイトによると、中国で次々に開設されたばかりの「わいろ告白サイト」だが、その一つである「我行賄了」（私はわいろを送った）のサイト運営者が19日、「サイトが規定により閉鎖された」ことをネット上で明かした。

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6月上旬、インドのわいろ告白サイトをまねた同様のサイトが中国でも複数開設された。わいろの告白・告発が相次いだことで、いずれも大きな反響があり、あるサイトはわずか2週間で20万ものアクセスがあった。

あるサイト運営者は、当初は単なる人々の不満のはけ口としてサイトを開設したが、その後当局の介入もあり、問題が大きくなる前にサイトを閉鎖することにしたとし、「わいろは中国ではごく当たり前の社会的慣習であって、すべての人に影響する一種の生活スタイルになっている」と語っている。

京華時報は21日、北京市検察院の関係責任者がわいろ告白サイトは違法であると語ったことを明らかにしている。北京市検察院腐敗防止局の副局長は、検察機関もわいろを告発する人々の思いは肯定したいが、無規則に情報を集めることは告発者に不利益を生じさせる可能性もあり、検察院による犯罪調査を阻害することにもなりかねないと指摘している。

なお、現在サイトを開こうとすると「お探しのページは存在しません」というエラーページが表示され、他の同様のサイトも同じような状態になっていることが明らかになっている。（翻訳・編集/岡田）