中国人の海外不動産購入ブームに賛否両論、大半は投機目的ではない―中国紙

Record China    2011年6月24日(金) 23時50分

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23日、中国紙は、中国人による不動産購入ブームが世界中で賛否両論を巻き起こしていると報じた。写真は中国人による不動産購入が急増中のオーストラリア・クイーンズランド州。

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2011年6月23日、中国紙・広州日報は、中国人による不動産購入ブームが世界中で賛否両論を巻き起こしていると報じた。

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中国人が海外で不動産を購入する傾向が目立つようになったのは、昨年から今年にかけて。「大半は自分たちが住むためのものであり、投機目的ではない。中国人の移民ブーム、留学ブーム、投資ブームなどいくつかの要因が合わさったことによる」―。米国、カナダ、オーストラリアシンガポールで実際にデベロッパー(開発業者)や不動産関連業者に聞いてみると、ほぼ同じような答えが返ってきた。

中国経済の発展に伴い、富裕層が拡大。それに伴い、さらなる発展の機会や質の良い生活環境を求め、海外移住を希望する人が増えた。昨年、カナダ、米国、オーストラリアの移民ビザを取得した中国人の数は合わせて6000人を超える。シンガポールでも今年1−3月期、不動産を購入した外国人のうち、24%を中国人が占めた。

オーストラリアも似たような状況で、クイーンズランド州では主要顧客の地位が英国人から中国人に代わった。だが、一方で現地の不動産価格を吊り上げる元凶との批判も。欧米ではあまりの高騰ぶりに中低所得層の間で家が買えなくなる人が続出するという事態も起きている。(翻訳・編集/NN)

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