2011年6月24日、パソコン世界4位のレノボ・グループ（聯想集団）の黄偉明・最高財務責任者は「海外パソコン企業を買収する。成長性の高い地域を対象に実施する」と述べ、新興国のパソコンメーカーなどを買収する考えを明らかにした。必要資金は新株割当や借入で調達する。中国国内ではパソコン以外の事業分野で企業買収を行う考えだという。網易財経などが伝えた。

人民元の切り上げが同社事業に与える影響について、同氏は「中国国内の事業にとっては良いことだ。また、当社のコストの75〜80％は米ドル建てで、部品メーカーのほとんどと米ドル建てで取引している。為替リスクをヘッジしている」と述べた。さらに今後の見通しについて「長期的にみると、人民元は値上がりを続ける」と語った。（翻訳・編集/JX）