自国のかつての栄光の歴史を思うにつけ…中国人の米国憎悪の深層心理解説が話題に―中国

Record China    2011年6月29日(水) 16時26分

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作家・張謙氏のコラム「中国人の奇怪な米国憎悪」。2005年のものだが、2011年になって複数のネット掲示板で紹介され話題となっている。写真は2009年、中国の書店。オバマブームが起き、関連本がベストセラーとなった。

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作家・張謙(ジャン・チエン、ハンドルネームは飛虎隊)氏のコラム「中国人の奇怪な米国憎悪」。2005年のものだが、2011年になって複数のネット掲示板で紹介され、ひそかな話題となっている。

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同コラムは「米国は中国にもっとも大きな恩恵をもたらした国なのに、中国人の「仇美」(米国憎悪)は根強い。それはなぜか?」という問いに答える内容。張氏は中国人の民族性にその答えを求めている。

中国には「仇美」だけではなく、「仇富」(金持ち憎悪)「仇官」(官僚憎悪)という言葉もあるが、それらはすべて同じ精神構造に根ざすもの。すなわち「みんなで一緒に落ちぶれていくのは許せるが、うまいことやっている奴は許せない」という発想だ。

中国人はかつて自分たちの国が栄光の歴史を持っていたことを知っている。だが、今では貧しい国になってしまった。だから、米国や欧州、日本が嫌いだ。発展を遂げてからは韓国も嫌いになった。一方で東南アジアの国々など、自分たち同様に貧しい国のことは嫌いではない。これは魯迅の『阿Q正伝』でも描かれていた精神構造であり、変わらない中国人の民族性だと張氏は指摘している。(翻訳・編集/KT)

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