「中国に新しい政党は必要ない」、統一戦線工作部が記者会見で明言―中国

Record China    2011年6月30日(木) 20時10分

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29日、海外メディアの記者が中国で新党が創設される可能性について質問し、中国共産党中央統一戦線工作部のスポークスマンが「新党創設の必要はない」と答えた。写真は中国共産党創立90周年を記念して浙江省寧波市で行われたコンサート。

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2011年6月29日、中国共産党中央対外宣伝弁公室の行った記者会見で、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の記者が中国で新党が創設される可能性について質問し、中国共産党中央統一戦線工作部のスポークスマンがこれに答えた。新華社通信が伝えた。

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VOA記者が、中国の民主党派の党員総数や、民主党派が任意に党員を増やせるのか、党員数に上限はあるのか、新たな民主党派を創設することは可能なのか、発言の権利は保障されているかなどについて質問した。

これに対し、中央統一戦線工作部の張献生(ジャン・シエンション)報道官は、改革開放政策が始まった頃には民主党派の党員は6万人程度だったが、現在は84万人を擁するまでに増えていると答え、民主党派は共産党の友党として政権に参与しているとした。

また、中国には共産党以外に、現在8つの民主党派があるが、それぞれ科学技術や教育、文化、スポーツなどの分野からの党員で構成され、共産党を含めた9つの政党で現在の中国の各社会階層をカバーできているとし、「新たな政党を創設する必要はない」と強調した。(翻訳・編集/岡田)

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