中国には米特殊部隊シール並みの作戦能力はない―カナダ軍事誌

Record China    2011年7月7日(木) 6時54分

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4日、カナダの軍事専門誌は、ロシアと中国は米軍特殊部隊シール並みの作戦能力を持っていないと論じた。写真は昨年7月、中国人民解放軍済南軍区で行われた通信訓練。

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2011年7月4日、カナダの軍事専門誌「漢和防務評論」7月号は「ロシアと中国は米軍特殊部隊シール並みの作戦能力を持っているのか?」と題した記事を掲載した。新華網が伝えた。以下はその概略。

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記事は、米特殊部隊シールが国際テロ組織アルカイダ指導者のウサマ・ビンラディン容疑者を国境を超えて急襲し、殺害したような作戦を、ロシアと中国が行うのはかなり難しいと指摘する。その理由は4つ。

まず1つ目は作戦の要である情報収集力に欠けること。CIAの予算はロシアと中国の情報機関の数十倍。今回の作戦ではCIAが中央アジアとパキスタンに優秀な諜報員を抱えていることが証明された。

次に米新型ステルスヘリ「ブラックホーク」のようなヘリを持っていないこと。国境を超えるという大掛かりな作戦も、レーダーに引っ掛かってしまっては話にならない。3つ目は情報機関が独自の特殊部隊を持っていないこと。中国の特殊部隊のほとんどは各軍区の特殊大隊に属しており、国家安全部はそれに相当する機関を持っていない。

そして、4つ目はデジタル装備の差。米軍は軍事通信衛星(WGS)やGPS衛星を使い、自分たちと敵の位置を正確に把握できる。その精度は中国やロシアが現在使用しているGPS衛星を遥かに上回ったものだ。(翻訳・編集/NN)

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