中ロ米が世界最大の炭鉱を奪い合い、中国が最大の勝者に―米メディア

Record China    2011年7月9日(土) 3時42分

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7日、米メディアは「中米ロが世界最大の炭鉱を奪い合い、中国が最大の勝者に」と題した記事で、モンゴルのタバン・トルゴイ炭鉱開発権をめぐる国際入札で中国が最大の持ち分を獲得したと報じた。写真は炭鉱開発権を落札した神華集団。

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2011年7月7日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカは「中米ロが世界最大の炭鉱を奪い合い、中国が最大の勝者に」と題した記事を掲載した。参考消息(電子版)が伝えた。

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モンゴルのタバン・トルゴイ炭鉱開発権をめぐる国際入札で、中国の神華集団と日本の三井物産、ロシア鉄道を中心とした企業連合、米ピーボディ・エナジーの3陣営が落札し、それぞれの持ち分は40%、36%、24%となった。

モンゴル政府が最終的に中、ロ、米の3カ国を選んだのは、大国間のバランスを取るためだ。米国東西センターの呉康博士は「大国を相手にいかにして自分たちの政治・経済戦略のバランスをとるか。モンゴルはずっとこの点を考えてきた」と指摘する。

中国は石炭の輸入を必要としており、モンゴルも過剰分の石炭のほぼすべてを中国に輸出している。経済的な角度から見て、中国の今回の入札への参加は至極当然の成り行きだ。中国が今回の入札で得た大きな勝利は単なる1つのステップにすぎない。

今回の入札にはブラジルのヴァーレ、ロンドンで上場しているアルセロール・ミタル、スイスのエクストラータ、そして日本や韓国のエネルギー会社も参加したが、最終的に選ばれなかったことに多方面から不満が噴出している。

特に韓国政府は声明を発表し、「モンゴル政府のやり方は不透明で不平等だ」と名指しで非難する事態に。これを受け、モンゴルの政府高官は「今回の指名は議会での承認をまだ得ていない。そのため、変更される可能性もある」と強調している。(翻訳・編集/NN)

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