中国自動車メーカー、海外での人材確保に注力―英紙

Record China    2011年7月9日(土) 7時33分

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4日、中国の一部の自動車メーカーは国内に第2のデトロイトを建設しようと力を入れているものの、肝心の人材が不足しており、海外で人材募集を行わなければならないような状況であると英紙が指摘した。写真は長安汽車。

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2011年7月4日、英紙フィナンシャル・タイムズは、「中国のデトロイト、海外に人材を求める」と題した記事を掲載し、中国の一部の自動車メーカーは、国内に第2のデトロイトを建設しようと力を入れているものの、肝心の人材が不足しており、海外で人材募集を行わなければならないような状況であると報じた。8日付で環球時報が伝えた。

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中国政府は現在、外国自動車メーカーの統治的な地位を弱め、中小メーカーが乱立する国内自動車市場を整理することに力を注いでいる。さらには、本物の中国ブランドを確立し、部品だけでなく、世界レベルのブランドを作り出せるよう努力している。

しかし、中国には優秀なエンジニアや世界レベルの自動車業界の経験を持つ管理者層が大幅に不足している。中国の大学からは毎年多くのエンジニアが社会へ巣立っているが、実際には多くの国内メーカーが海外で人材募集活動を展開したり、海外に研究開発機関を設置せざるを得ない状況にある。

クライスラー中国エリアの前主管は「中国には大量のエンジニアがいるが、人材の層はかなり薄い」と語り、「海外での人材募集は、国内で解決できない人材不足を補填するため」と解説する。

アナリストは、研究開発機関を海外に設置する国内メーカーと、海外での設置を取りやめ国内での設置に方針転換したメーカーを比較し、「国内での設置は、短期的には費用が大幅に増加するが、長期的に見れば海外での高額な研究開発費を回収できるだけでなく、国内市場での確固たる地位の確立を促進するだろう」と指摘している。(翻訳・編集/HA)

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