北京−上海高速鉄道が操業11日で立ち往生、事故原因は「車両のクオリティと無関係」=設計者

Record China    2011年7月11日(月) 13時32分

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10日、「世界で最も安全な高速鉄道」として中国で開業したばかりの京滬高速鉄道が、天候不良による大幅なダイヤの乱れを来した件で、車両の設計に関わった専門家が「今回の事件は純粋に天候の影響によるもので、同路線の完成度とは関係ない」と発言した。

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2011年7月10日、「世界で最も安全な高速鉄道」として中国で開業したばかりの京滬高速鉄道が、天候不良によりダイヤが大幅に乱れた。これに関して、車両の設計に関わった専門家が「今回の事件は純粋に天候の影響によるもので、同路線の完成度とは関係ない」と発言した。

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北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道は10日、北京発上海行きのG151が山東省内で2時間以上にわたり立ち往生。計19本に遅れが出た。G151はもともと午後3時半に北京南駅を出発し、午後9時に上海駅に到着する予定だったが、午後5時ごろ、山東省済南市付近に到達した際に雷雨の影響で電線が故障し、送電がストップしてしまった。総工費2200億元(約2兆7400億円)を投じた「夢の超特急」。開業わずか11日目にして初の事故となった。

同路線に採用されている車両CRH380Aを生産した中国北車集団の設計責任者・李瑞淳(リー・ルイチュン)氏は事故についてコメントを発表。「今回の事故は悪天候によって停電し、動力を失ったもので、列車そのものの品質とは無関係である。事故後は、装備していたバッテリーによって車内に1時間の送電を行った」としている。

到着の遅れによって不都合を生じた乗客については、事故が不可抗力の原因だったとして補償の義務は生じないが、乗客の中には「重要な接待の宴席に遅れてしまった」として賠償を求めている人もいるという。(翻訳・編集/愛玉)

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