米が台湾にF16売却へ、改良前のA/B型=中国に配慮か―米華字メディア

Record China    2011年7月12日(火) 14時18分

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10日、米政府高官によると、米軍はこのほど台湾へのF16戦闘機売却を決めた。資料写真。

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2011年7月10日、米政府高官によると、米軍はこのほど台湾へのF16戦闘機売却を決めた。今回売却されるのは改良前のA/B型で、9月に正式発表される見通し。一方、中国軍の陳炳徳(チェン・ビンダー)総参謀長は11日、米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長と北京で会談したばかり。南シナ海問題で米中の歩み寄りは見られず、微妙な時期での売却決定は今後波紋を呼ぶ可能性もある。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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台湾へのF16戦闘機売却について、陳炳徳総参謀長は5月、「中国政府は何らかの反応を示すだろうが、まずは売却内容を見て判断する」と表明していた。今回売却されるのは最新のC/D型ではないことから、米国側は中国の反発はそれほど大きくないと楽観視している。一方、訪米中の台湾行政院大陸委員会の頼幸媛(ライ・シンユエン)主任委員は10日、売却決定を歓迎する意向を表明した。

米国が9月に発表を予定する背景には、11月の胡錦濤中国国家主席が出席するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会談、来年1月の台湾総統選など、年末以降に集中する重要日程まで、一定の冷却期間を置くためとみられている。(翻訳・編集/AA)

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